【金沢・1日目】オーバーナイトで金沢へ行くライド【300km】

自転車

前書き

日付不明

自転車で金沢へ行きたい。そう思ったのはいつのことだったか。

確か、サイクリストつながりであるdaicon氏、およびDARUMA氏のブログを拝読したのがきっかけだったように思う。

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自転車に乗るよりもずっと前から、金沢は気になっていた場所だ。

小京都と呼ばれるだけあって歴史遺産が多く、海の幸を中心とする食の数々はとにかく絶品だという。

私の住む大阪からはちょうど300km程度。いままでの最高到達点は260kmほどなので、手の届かない距離ではないように思えた。

金沢へ行くルートは、ほぼ決まっていた。

京都からR367、通称「鯖街道」を経由して敦賀に入り、そのまま日本海沿いにR305を北上するルートだ。越前市、鯖江市を越えて福井市を突っ切るというルートもあるが、せっかくなら海沿いを眺めながら走りたい。

長い距離を走るのだから、お楽しみも無くてはならぬ。

到着地での寿司はもちろんのこと、敦賀の屋台ラーメン、そして石川県のおにぎり専門店「銀のめし」は、ぜひとも寄っておきたいと考えていた。異論は認めない。

問題は時間である。300kmもの距離となると、ブルベの基準速度であるグロス15km/hで走っても20時間はかかる。仮にグロス20km/hで走ったとしても15時間。

金沢での宿泊は選択肢に入れていなかった。日帰りが前提である。向こうで少しゆっくりして食事するとなると、ライド中のオーバーナイトは避けられない。

当初のプランでは、15時に大阪を出発する予定であった。しかし、プランを参加予定者に投げたところ、皆オーバーナイトで走った機会がほとんどないこと、走力的な問題が少し気にかかることなどから、できればプランにもう少し余裕を持たせた方が良いのでは、という意見があった。

そのため、プランに作成にあたって次のとおり条件を整理した。

・移動速度を17k/hに設定
・敦賀でエスケープできるように、同地での到着時間を20時ごろに設定
・夜間時の走行に備えて、敦賀市内で約4時間ほどの休憩を入れる
・石川県内の到着時刻は「銀のめし」の開店時間にあわせる(銀のめしは午前6時半に開店)

そうして出来上がったのが、次のプランである。

このプランを参加予定者に送り、それぞれから了解をもらう。あとは天候がマシであることを祈るばかりだ。

内心、前回行った串本ライドよりもはるかに楽だろうと思っていた。登りといえば鯖街道にある「途中峠」くらいのものである。それ以外は小さなアップダウンはあるものの、ほぼほぼ平坦道だ。

しかし、(私的には)まさか串本以上の過酷なライドになろうとは、このときは思いもしなかったのである。

私のゴーストが休めと囁いたのだ(棒読み)

2019年11月9日土曜日

当日は10時45分に淀川の毛馬閘門に集合。いつものライドにくらべると、だいぶ遅い時間である。

流石にこの時間なら、前回の串本ライドのように寝なければと気負うこともない。十分な睡眠が取れた。

忘れ物がないかを今一度確認し、出発する。

この日の参加者は、

373氏(@m_alice)

kabo氏(@kabotyo3

Gateau氏(@Ga_EXRnm7

そして私(@kei_os_)の4人である。

いつもよく一緒にライドしているおもち氏(@noyuyuya)、そしてShin氏(@shinox_kg)も参加予定だったのだが、当日までにどうしても予定がつかなかった。彼らの魂に報いるためにも、なんとしてもライドを成功させなければならぬ。

集合場所で待っていると、373氏、そしてkabo氏がやってきた。Gateau氏とは京都で待ち合わせである。

抜けるような青空。どうやら天候には恵まれたらしい。これから300km走って金沢へ行くのだ……などという気負いは特に無く、いつものように出発する。

最初の休憩ポイントである関西医科大学前まではおよそ17km。そんなすぐに休憩要りますかという無言のプレッシャーを感じていたが、私のゴーストがここで休めと囁いているのだ。

淀川の河川敷など、特に記事にするようなものでもない。しかし、この日は天気が良く、とても走りやすい。

幸先の良いスタートだ。そう感じながら、関西医科大学までたどり着いた。

とりあえず自販機で飲み物でも……と思っていたら、何やら見たことのあるジャージ姿がある。

なんと、ふぃぼなっち氏(@nacci_contact)がいるではないか(棒読み)。

まさか、こんなところで出会うとは(棒読み)。清滝峠を登っていたところ、なんとなく北へ向けて走っていたらここまで来てしまったのだという(棒読み)。

しかも、なんと偶然にも4人分のFRUGELを持っておられるとのこと。ライドのお供にと差し出される。

やはり、あなたが神か。前回の串本ライドといい、本当にいつもありがとう……。

FRUGELとは和歌山の農園とサイクリストが協力して作成した、柑橘系のジェル状補給食である。お値段は某エナジー系ゼリーよりも少し高いが、とにかく非常に美味しい。それだけに、多くのサイクリストに人気がある一品だ。

なお、FRUGELに関してはK&MCYCLEのブログ記事に詳しく載っている。ぜひともご一読いただきたい。

美味しい補給食「FRUGEL(フルジェル)」入荷しました! : K&M CYCLE BLOG
美味しい補給食FRUGEL(フルジェル)が入荷しました!和歌山のサイクリストと農園がタッグを組んで誕生した新しい補給食です。すでに各種イベント会場やSNSで話題になっていることのでご存知の方も多いのではないでしょうか。補給食って携帯性や補給できるエネルギーといった

関西医科大学前で一度休めという、私のゴーストはやはり正しかったのだ(棒読み)。

思いがけないサプライズであった。

なっち氏とともに、4人で再び淀川沿いを走る。この辺りは大分前に木々が伐採されてなんとも寒々しい雰囲気になったが、これだけ天気が良いとそれもアリだったのかもしれないと感じてしまう。

抜けるような青空に、高架線が映える(高架線好き)。

御幸橋に到着し、ここでなっち氏とお別れである。なっち氏、ありがとうございました。このFRUGELはあなたの代わりとして金沢まで持っていくよ……(食べろ

京都の赤い流星現る(間違っても彗星ではない)

御幸橋を過ぎて、京都八幡木津自転車道線に入る。本当に良い天気だな……。

自転車道のとおり進むと、いずれ嵐山に着いてしまう。京都八幡木津自転車道線のルートでは途中でR202に入るが、今回は鴨川沿いを直進していく。

伏見区、東山区を過ぎ、洛中に入ったところで塩小路通りから一般道に上がり、京阪電鉄七条駅で停止する。ここでGateau氏を待つことにしていた。関西医科大学を出た辺りで連絡しておいたので、そろそろ来るはずだが……。

しばらくして、Gateau氏が現れた。

「京都の赤い流星」の異名を持つだけあって、彼の車体は赤を基調としている。なんか、いつの間にかエアロハンドルになってますね……。

「京都ならおっまかせ☆彡(←流星)」ということで、Gateau氏を先頭に走る。七条~出町柳辺りまでの道路は混雑するため、鴨川沿いの道を進んでいく。

出町柳にある鴨川デルタを境に川端通りへ入り、高野川沿いを進む。

やがて宝ヶ池を過ぎて、そのままR367を走る。ここからほんの少しずつ、登り基調に転じていく。

しかし、17km/hで十分間に合うというのに、どことなくペースが速い。別に急ぐ必要は全然無いのだが……。

程なくして、休憩地に設定していたファミリーマート大原三千院店に到着。

ここから30km近く先までコンビニがないので、しっかりと休憩を挟む。

忘れないうちにと、なっち氏から預かったFRUGELをGateau氏にも渡しておく。

この時点で14時10分。予定より40分近くも早い。あまりに速いと敦賀の屋台ラーメンが開いていない可能性もあるが、そう負荷がかからないのであればできるだけ距離を稼いでおいた方が良いだろう。

サバじゃねえ←何を思い浮かべるか

休憩を終えて、再び北上を開始する。途中、Gateau氏の案内でR367の側を併走する道に入る。

日の光が遮られた途端に、急な寒さを感じる。良い天気とはいえ、だんだん寒暖差が厳しい季節になってきた。

京都を過ぎ、滋賀県へ。

ここからルート上唯一の峠である途中峠に入る。

峠とはいえ、途中峠の斜度は大してきつくはない。のんびり登っていれば知らぬ間に超えてしまっているだろう。

そう思っていたのだが、ここでkabo氏が前を走るGateau氏をあおるので、否応なしにスピードが上がっていく。

あの、そんなに急いで登るとほんのちょっぴり辛いのだが……。

というか、どう考えても17km/hというペースを誰もが忘れている。楽に金沢へ行くつもりだったのに、このままではただのエクストリーム金沢ライドになってしまうではないか。

遅れてしまうのもどうかと思うので、前方のペースに合わせて強度を上げる。

(写真:373氏)

うむ、この調子でちゃんと金沢へたどり着けるだろうか……。

途中峠を過ぎると、下り基調に転じる。

ところで、京都、滋賀、そして福井を結ぶR367の辺りは、通称「鯖街道」と呼ばれている。

鯖街道とは、福井県の嶺南地方、つまり若狭湾のあたりと京都を結ぶ街道のことである。もちろん、その名のとおり若狭湾で取れた鯖を運ぶために使用されていた道だ。

しかし、当然ながら昔は冷凍技術など存在しない。しかも鯖は足が速く、すぐに腐ってしまう。

そのため、塩でしめてから送る方法が採られた。若狭湾から京都までの移動には丸一日を要するが、その間に鯖はちょうど良い塩加減になったのだという。

このように京都の食を守る重要なルートであったためか、鯖街道沿い、特にR367沿いでは現在も鯖寿司を提供する店が立ち並ぶ。

ちょうど、このような感じで。

機会があれば一度食してみたいものだが……。

過去に一度、敦賀へ向かうライドでこの鯖街道を通ったことがあるが、基本的にアップダウンの少ない快走路である。先に述べたように、途中峠はわざわざ高強度で登りでもしない限りは、たいしたことのない峠だ。

ルートにもよるが、京都から敦賀までの距離は約110km。敦賀には海鮮のほか、今回の目的のひとつである屋台ラーメン、そしてソースカツ丼などがある。意外とグルメに恵まれた土地なのだ。自転車でふらっと行って輪行で帰るにはちょうど良い場所だと感じる。

快走路をひたすら進み、次の休憩地点であるローソン朽木市場店に到着。予定より1時間近く速い。

時刻は16時過ぎ。最初からわかってはいたことだが、あと1時間で日が暮れる。敦賀に入るまでには真っ暗になるだろう。いよいよ近づいてきた夜間走行に、少し気を引き締める。

休憩地点には別のサイクリストの姿もあった。

雰囲気からして、我々とは逆方向へ向かっていくようだが……彼らもまた、夜の途中峠を抜けていくのだろうか。あるいは琵琶湖方面へ出て明るい道を帰っていくのかもしれない。いずれにしても、ご無事を祈る。

敦賀と津軽は似ていると思っていた

できるだけ明るいうちに走っておこうということで、休憩を早めに切り上げて出発する。

R367の終点である高島市。

道はR367から、R303へ切り替わる。ここもまた、基本的に下り基調がずっと続く道だ。

寒風峠と呼ばれる、どの辺が峠なのかわからない場所を抜けて、16じ40分には福井市に入った(写真はやたらと暗いが、この時点ではまだそこまで暗くない)。

平地に入り、kabo氏がぐいぐいスピードをあげていく。良い感じに引っ張ってくれるので助かる。

(写真:Gateau氏)

そう思いながらR27に合流したところで、微妙な登りが始まる。スピードの衰えないkabo氏と、それに着いていく373氏。

ここに来て同じペースで追いかけるのが少し辛くなり、マイペースで登っていく。そう思っていたら、Gateau氏がペースダウンしてきた。

ちなみに、「京都の赤い流星」は伊達ではなく、全盛期のGateau氏はとても速い。 諸事情で彼はしばらくロングライドできていないというが……いずれにしても、一人で走るのは少し心細いので、個人的には有り難い。

二人してポジションの話に花を咲かせながら、R27を駆けていく。

そう、ポジションの話だ……。このとき、どうにもスピードが上がらない理由をひとり考えていた。

たぶん、ポジションが悪いのだ。いや、正確にはポジションは良いのだが、正されたポジションに対して身体がついて行っていないのではないか。

ここのところ、体幹を意識して走るようになったせいか、以前よりも効率よくペダリングできていると感じる。しかし、その分だけ大腿四頭筋や臀部に要らぬ力が入ってしまっている気がするのだ。

ちょうど先週の串本行きでも同じような脚の痛みに襲われていた。おそらく、体幹を意識するあまり、身体がまだ新しいポジションに慣れていないのだろう……そんなことを、素人ながらに考えていた。

いずれにしても、少し嫌な予感がした。

「そんなコンディションで大丈夫か?」

R27を北上中に、日の入りを迎えた。

敦賀まで休憩地点は設定していなかったのだが、一度夜間装備に切り替えようということで、コンビニで休憩を挟む。

時刻は18時20分。敦賀までは残り16km程度である。19時半までにはたどり着けるだろう。

敦賀の屋台ラーメンの多くは、20時頃に始まるようだ。しかし、調べたところでは19時で既に開いているところもあるらしい。特に店を決めていないのであれば、早めに着いたところで問題はないだろう。

ここまでkabo氏は余裕の表情。373氏も絶好調のようだ。Gateau氏も久しぶりのロングライドという割には、ピンピンしているように見える。

どうにもポジションの不調に悩まされているのは、私だけらしい。疲れているわけはないのだが……。

そんな様子を察してか、kabo氏が尋ねる。

kabo「KeiOSさん、疲れてます?」

KeiOS「大丈夫だ、問題ない(本当に「疲れて」はいない)」

kabo「じゃあ前引いてもらいましょうか」

KeiOS「フッ、その言葉を待っていた」

やれやれ、この私に前を引かせるとは。限界を知らぬKeiOSさんの引きを見せてやろうではないか(30km/h以下)。

この日は全く前を引いていませんでしたサーセン。なにせ、諸事情につきサイコンがお休み中なので……。

しかし、そんな言い訳でずっと後ろに付くのも気が引けるので、勤めを果たした次第である。

コンビニを出発し、再びR27を進む。途中、自動車専用道に差し掛かるため、いったんR225に入り、日本海側を経由する。

写真を取り損ねたが、日本海側まで来ると遠くまでやって来たな……という感じがする。大阪から既に140km、普段のロングライドならそろそろ終盤に差し掛かるころだ。だが、まだ全行程の半分も進んでいない。

関峠という、完全に名前負けの峠らしからぬなだらかな起伏を越えて、敦賀市に入る。最初の目当てであるラーメンまで、もうすぐだ。

オーソドックスながら確かな存在感を示す「池田屋ごんちゃん」

R225を進み、夜の敦賀市街を走る。こう言ってはなんだが、まあそれなりに街である。

敦賀の目抜き通りらしき道を抜けた先に、目的の屋台ラーメンが並んでいるのが見えた。

時刻は19時20分。この時点で2つの店が開いており、うち1つは10人程度の行列ができていた。

調べたところ、行列ができているのは池田屋ごんちゃん。このあたりでも有名な屋台ラーメンらしい。

ラーメン屋における10人の行列など、待っていればすぐである。せっかくなのでこちらへお邪魔することにした。

池田屋ごんちゃん (敦賀/ラーメン)
★★★☆☆3.45 ■予算(夜):~¥999

並んでいると、お店のおばちゃんから先に人数と注文を聞かれる。といってもメニューはラーメン並と大の二種類だけ。

当然のごとく、大を注文する。

渡された整理券は7番。ちなみに連番になっているわけではないらしく、我々の前後では二桁の番号が呼び交わされていた。どういうシステムなのだろう……。

待つこと数分、4人分の席が空いたので案内にしたがって着席する。程なくして、ラーメンが運ばれてきた。

(写真:373氏)

見た目はオーソドックスな感じである。屋台ラーメンといえば、奈良にある彩華ラーメンくらいしか食べた記憶がない。果たして、どのようなものだろうか。

箸で麺をとり、一口。うん、素直に美味しいと感じる。

もっと濃いめの味を想像していたのだが、ビジュアルに反してわりとあっさり目の味である。しかし、決して薄いわけではない。スープの味はしっかりしているが、妙に食べやすいのだ。身体が塩分を欲していたことを抜きにしても、するすると口の中へ吸い込まれていく。

麺の加水率が高いのか、モチモチとした食感が心地よい。チャーシューもオーソドックスながらしっかりとした味わいだ。

そんなことを思っていたら、お店の人からどうぞと、チャーシューの入ったパックをいただいてしまった。どうやら無料で入れられるシステムのようだ。チャーシュー無料入れ放題って、どんな神対応なんだ……(当たり前だが、パック内の量はそこまで多くない)。

最近は意識高い系のラーメンや、こってり至上主義のようなラーメンが多い。そんな中で、こうしたオーソドックスながら存在感を主張するラーメンというのは久しぶりに出会ったように感じる。決して強烈なインパクトはないが、なぜか記憶に残る味である。

池田屋ごんちゃん、美味であった。是非とも再訪したいものである。

夜中にガストとか若返った気がするね(約20年ぶり)

池田屋ごんちゃんでの夕食を終えて、駅前にあるガストへ向かう。

ガスト 敦賀店 (敦賀/ファミレス)
★★★☆☆3.03 ■予算(昼):~¥999

時刻は20時過ぎ。ほぼ予定どおりである。ここで日付が変わるころまで時間を潰してから、再び出発する予定だった。お店には少し迷惑がかかるかもしれないが、その分何か注文しよう。

この時間にガストで休憩を入れた理由は2つある。

ひとつは数時間程度の休憩を入れることで、夜間走行の時間を少しでも減らすこと。

そしてもうひとつは、やむなくこの地でDNFできるようにすること。敦賀から大阪への終電は、鈍行の場合で21時過ぎ、サンダーバードを使う場合は22時ごろだ。

脚の痛みは多少あったが、ここでDNFする選択肢はなかった。最後まで走りきるためにも、少しでも身体を休めておく。

そう思っていたら、何やら池田屋ごんちゃんにいた頃からkabo氏が苦い顔をしていた。どうやら仕事の連絡があったらしく、帰るかどうか悩んでいるようだ。

かなりの間迷っていたが、やむなくここでkabo氏はDNFとなった。おもち氏、Shin氏に続き、kabo氏まで……。我々は犠牲を払ってでも、進まなければならないのである。

みんなの魂は、我々が連れて行こう……。

こうして、金沢ライド1日目の夜が更けていった。

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